2011年2月11日金曜日

<カンボジア>「タイ軍がクラスター爆弾使用」 国境で衝突

毎日新聞 2月10日(木)20時49分配信


 【バンコク西尾英之】国境の山岳寺院を巡るタイとカンボジアの軍事衝突で、カンボジアは「タイ軍がクラスター爆弾を使用している」と非難。政府系不発弾処理組織「カンボジア地雷行動センター」(CMAC)は10日、タイ軍が使用したとするクラスター爆弾の写真を毎日新聞に公開した。タイ政府は同爆弾の使用を強く否定している。

 国境のヒンズー教寺院「プレアビヒア」周辺では4日から7日にかけ断続的に両国軍の戦闘が続き、タイの地元農民1人を含む少なくとも8人が死亡した。

 CMACは8日から9日にかけ戦闘現場周辺に調査団を派遣。カンボジア領内に着弾した不発弾を撮影したという。ロケット砲などで地上から発射されるタイプとみられ、6日夜の戦闘でタイ側から撃ち込まれたという。

 写真は釣り鐘状の子爆弾にひもが付いたクラスター爆弾の典型的な形状を写している。

 タイ政府のパニタン政府報道官は10日、毎日新聞に「クラスター爆弾は決して使用していない。この種の爆弾は保有していない」と述べ、撮影された爆弾はカンボジア軍が自ら使用した可能性があるとの考えを示した。