2011年2月22日火曜日

Jリーグ カンボジアに善意のユニホーム…特命PR部寄付



足立さん(上)らJリーグ特命PR部の呼び掛けで集まった
カンボジアの小学校に寄付するユニホーム=東京都内で、中村有花撮影

 Jリーグが運営し、リーグの魅力発信を目的としたプロモーション活動を行っている「Jリーグ特命PR部」が、ファンから集めたJリーグクラブのユニホームをカンボジアの小学校の子供たちに寄付した。昨年12月に同部の公式サイトで呼び掛け、137人から昨季J1、J2に所属した37クラブのユニホームや練習着など451着が集まった。PR部女子マネジャーを務めるタレント、足立梨花さん(18)は「このユニホームを着て、サッカーを楽しんでほしい」と話している。

 寄付先は、電気も水道もガスも通っていない場所にある、カンボジア中部コンポンチャム州のトローバイク小学校。難民支援に興味を持ち、寄付などの活動をしていた埼玉県入間市の中村利夫代表(元美容院経営)が、00年にNGO「トローバイク小学校応援団」を設立して、校舎を寄付した。

 その後も中村代表は日本の小学校の子供たちとの交流を仲立ちしたり、クレヨンや画用紙を贈るなどの支援を続けている。この活動を、ユニホームの寄付先を探していたPR部運営事務局が知り、寄付先に選んだ。

 1月26日から同事務局のスタッフ、山下修作さんが現地でユニホームを手渡し、2日間にわたって一緒にサッカーを楽しんだ。子供たちは皆、色とりどりのユニホームを喜んでいたといい、「子供たちは笑顔で『ありがとう』と言ってくれた。サポーターに報告したい」と山下さん。中村代表も「サッカーは世界の子供が大好きなスポーツ。Jリーグのユニホームをもらい、本物のサッカーが根付いていってほしい」と期待をふくらませ、遠い日本のJリーグから運ばれた「夢」を喜んでいた。【中村有花】
毎日新聞