2011年3月8日火曜日

カンボジアに絵本贈ろう 南加茂台小児童ら

木津川市の南加茂台小がアルミ缶を集めた収益で、カンボジアの子どもたちへ絵本を贈る計画を進めている。このほどカンボジアの教諭らを招いて授業を行い、児童らは絵本に翻訳シールを貼った。
 南加茂台小では児童会が毎年、アルミ缶を集めている。本年度は、カンボジアなどに絵本を贈る「シャンティー国際ボランティア会」をインターネットで知り、収益で活動に協力することにした。
 昨春から1月末までに集めたアルミ缶は直径約2メートルの大袋に5袋あり、約5万円分になる。児童は自宅から持参するだけでなく、近所を回るなどして缶を集めた。活動を知った近くの浄瑠璃寺も寄付金箱を置き、集まった8万円を寄せた。収益で48冊の絵本を送ることが可能になった。
 先月下旬にはカンボジアのことを知るため、京都教育大に留学中のカンボジアの教諭と研究者を招き、4~6年生126人がクイズでカンボジアについて学んだ。続いて、「はらぺこあおむし」や「ももたろう」などの絵本に、カンボジアの公用語・クメール語への翻訳シールを丁寧に貼っていった。
 絵本は近く、同ボランティア会の東京事務所に送り、現地の小学校で活用される予定。
 児童会長の向井雄一君(6年)は「みんなが必死に集めたたくさんの缶が役に立ってうれしい」と話す。同小を訪れた研究者のソム・ケッチャセイさんは「母国では教科書すら足りず、子どもたちは喜んで読むはず。こんなに美しい絵本が贈られることに、ありがとうを言いたい」と話していた。


京都新聞